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木目1


出雲王国と 
 ヤマト政権
-伝承の日本史-

 富士林雅樹 著

A5版 350ページ
定価 2250円税別
ISBN978-4-
901596-18-3




〔内容紹介〕

  日本列島の夜明けから、ヤマト政権まで を述べる。

  最初に南九州の旧石器人の生活を紹介する。北日本には、アイヌ民族が住みつき、ブリヤート人も渡来した。

  土器や土女神の縄文文化が栄えた。次にインドからシベリア経由で、クナ族が津軽に上陸した。かれらは日本海沿岸を通り、島根半島を中心に出雲王国を造った 。

  この王国で日本語が成立した。出雲族はヤマトに進出し、ヤマト政権を造った。紀元前三世紀末に、シナから徐福集団が北九州に渡来し、吉野ヶ里中心に新土器文化を広めた。かれらは物部族と呼ばれたが、その後、四国南方沿岸と瀬戸内海を通って、ヤマト東征を二回行った。



〔目次〕

第一章 縄文人の渡来

1.沖縄の旧石器人
2.南九州の旧石器人と縄文人
3.アイヌとブリヤートの渡来
4.縄文土器と三内丸山遺跡
5.縄文の土女神像


第三章 出雲王国の成立

1.良質砂鉄の国
2.出芽の国
3.サイノカミ信仰
4.竜神信仰と神名備山
5.出雲王国のマツリゴト
6.二王家による統治
7.忌部氏の玉作り
8.イズモ兵の組織
9.出雲王国の拡大
10.出雲王継承の儀式


第五章 出雲王国の繁栄

1.大国主と事代主
2.富家と神門臣家
3.出雲王たちの遭難




第七章 徐福の吉野ヶ里文化

1.徐福の秦国帰国
2.徐福の肥前上陸
3.ニギハヤヒと母君・高木姫
4.アマベ氏とモノノベ氏
5.吉野ヶ里遺跡と吉野ヶ里土器





第九章 ヒボコ勢の渡来とハリマ侵略

1.但馬の船上生活
2.ヒボコの干拓工事
3.豊岡の出石神社
4.但馬のアマベ国造
5.ハリマの伊和の神と岩神信仰
6.播磨国風土記とヒボコ
7.大名持のハリマ防戦


第十一章 大彦のクナト国

1.大岩山の大銅鐸
2.安倍川の沼河別
3.クナ国の東遷
4.アベ王国のアラハバキ信仰





第十三章 モモソ姫の太田遺跡

1.ヤマトの宗教戦争
2.モモソ姫のマツリ
3.太田遺跡と外出系土器
4.太田家の大王墓
5.モモソ姫の大円墳


巻末付録

1.出雲王国主王(大名持)系図
2.海部家系図
3.尾張家系図
4.磯城登美家・賀茂家・太田家系図
5.出雲王家と親族関係図
6.関連年表
7.『丹後国風土記』(残欠)現代語訳
第二章 クナ族の渡来

1.インドのクナ国
2.母系家族制の国
3.クナ族のシベリア経由日本移住
4.サルタ彦大神の信仰
5.イズモ族の文化


第四章 徐福集団の渡来

1.穴門国の渡来集団
2.始皇帝とホウライ島
3.先遣隊と青銅器
4.徐福の石見上陸








第六章 武御名方と五十猛の移住

1.出雲内の秦人たち
2.武御名方の諏訪移住
3.ホアカリ勢力の丹波移住
4.アマベ氏の親族
5.ハタ族の信仰


第八章 ヤマト政権の成立

1.イズモ族のヤマト進出
2.銅鐸信仰の広がり
3.出雲系神社の増加
4.三輪山の祭り
5.丹波勢力のヤマト進出
6.ヤマト政権と村雲大王
7.登美の霊畤のマツリゴト
8.磯城王朝の成立


第十章 第一次モノノベ東征と名草戸畔

1.モノノベ勢の九州出発と四国上陸
2.イツセの名草敗戦と戦死
3.ウマシマジの熊野上陸
4.太田家・ヤタガラスの道案内





第十二章 フトニ大王のキビ王国

1.キビツ彦兄弟のハリマ進出
2.キビ王国の成立と温羅伝説
3.キビ軍の東出雲王国攻撃
4.東出雲王国との和睦
5.西出雲王国攻撃と和睦
6.キビの楯築古墳
7.出雲の四隅突出方墳


第十四章 出雲神話と日向神話

1.古事記と出雲神話
2.財筋と杵築大社
3.出雲の神事
4.富神社とサイノカミ信仰
5.国生み神話と日向神話

















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