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幸の神と竜
-古代が分る鍵-
谷戸貞彦著
道の神とも言われ、人々に親しまれてきた「幸の神」信仰が歴史的視点から述べられる。古代初期以前の世界各地の文明の痕跡の中にも、幸の神に似た信仰があり、それも紹介されている。
ややもすると無意識に、現代人の感覚が歴史に投影されてしまうことが多い。正確に古代をとらえるためには、そのような先入観を排する必要があると強く説かれる。
日本の古代の文章も、表面の意味にとらわれ過ぎずに調べると、裏に秘められた意味が浮かび上がり、古代人の心情に近づけると著者は説く。
幸の神信仰が鍵となり、その発祥の地、出雲王国にかかわる歴史が、いにしえの伝承と共に、今、ついに解き明かされる。
B6版360頁 絶版 ISBN4-901596-02-0
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